2022年02月24日

「経営支援事業報告会」を開催しました!

令和4年2月21日(月)、度会町商工会にて、「経営支援事業報告会」を開催しました。

当協会では、「創業するなら保証協会」をキャッチフレーズに、創業支援策として、①創業保証制度を利用に至るまでの「起業支援」、②創業保証制度を利用した資金調達の「金融支援」、③創業保証利用後の「経営支援」の三つを柱に、創業前の計画段階から創業後のフォローまで、一貫したサポートを行っています。

今回、報告を行った当該事業は、度会町に焼菓子店をオープン(令和2年12月4日)したものの、創業直後に新型コロナウイルス感染拡大となり、創業時には想定もしていなかった経営環境となっている「お菓子のじかん ルシエン」西川真衣さんに、「③経営支援」の一つとして、専門家を派遣し、経営診断を行い、課題を把握するとともに改善策を提案する「専門家派遣事業」です。

通常の専門家派遣事業は、専門家一人がお客様を訪問して、課題の把握から改善提案までを行いますが、ルシエン様は、創業前から当協会の「①起業支援」で行っている「創業セミナー」、「創業カレッジ」にも参加いただき、当協会の創業支援課職員とも信頼関係が構築されていることから、より内容の濃い充実した経営課題の把握・改善提案が行えるように、当協会の創業アドバイザーである横山中小企業診断士と当協会職員6名がチームを組み、経営支援を行ったものです。

令和3年9月から令和4年1月まで約4か月をかけて、外部環境分析(業界動向、地域動向等)及び内部環境分析(財務分析、顧客アンケート、業務フロー等)を行った後、改善提案(生産計画、原価・価格設定、目標設定・プロモーション、店舗レイアウトなど)を189ページに及ぶ報告書に取りまとめました。
その報告書における改善の方向性などの理解を深めるため、ルシエン様の関係者全員が集合し、報告会を開催しました。

報告を受け、西川さんは、「自分で分析できていないことがよくわかりました。今日の報告を元に、自分の考えとスタッフの意見をしっかりと共有し、出来ることから実行していきたいと考えています。」、また、ルシエン従業員の方は、「早速、明日にミーティングがあるので、今日の報告頂いた内容を活かしたいです。」と話していました。